岐阜 清流 揖斐川町の紹介

清流揖斐川が中心に流れる町

岐阜県揖斐川郡揖斐川町の中心を流れる清流揖斐川は、木曽川水系の一級河川として、揖斐川町冠山(かんむりやま)を源に伊勢湾へ注ぎます。「恵まれた自然がすぐ手の届くところにある」、そんな町が揖斐川町です。
創業120年、この水と緑の町と共に育まれた八百右(いび鮎)は、そんな揖斐川町の町の中心部で製造されています。

揖斐川町地図 八百右 揖斐鮎
揖斐川やな

揖斐川やな

鮎の捕れる7月~10月頃、揖斐川の川べりのあちらこちらに、夏の風物詩「やな場」が現れます。ここでは、捕れたての鮎をその場で調理し、頂くことができます。八百右のいび鮎でもお馴染みの「あゆの甘露煮」や、隠れたメニューとして「あゆの一夜干し」等も食べられます。

揖斐川町地図 八百右 揖斐鮎

谷汲山華厳寺(たにぐみさん けごんじ)

谷汲山華厳寺は、西国三十三箇所めぐりの、第三十三番札所、最後の札所として、この「巡礼行」を全うする場でもあります。駐車場(公営)から本堂まで、約1km強の距離ではあるが、ゆるい上り坂と、最後の階段を合わせると、なかなかのボリューム(重労力)である。しかし、その参道の両脇には、様々な商店が軒を連ねているので、案外とあっさり登りきれる。

華厳寺よりの眺め

谷汲山 華厳寺よりの眺め

正面向拝の左右の柱には「精進落としの鯉」と称する、銅製の鯉が打ち付けられている。西国札所巡礼を三十三番札所の当寺で満願した者は、その記念にこの鯉に触れるならわしがあると言われています。銅板を叩きだした精密な鮎の飾りは、人に触れられる機会が多いことから、独特の輝きを放っています。

谷汲山 商店街

谷汲山 商店街

谷汲山の参道の両脇には、様々な商店が立ち並びます。本堂までの約1kmのゆるい坂道であるが、距離を忘れてしまう程様々な誘惑が、待ち構えている。歩きながら食べられるものからお店に入ってがっつり頂くものまで、本堂までなにも食べずに辿り着くには、かなりの覚悟が必要だ。

両界山横蔵寺

両界山横蔵寺(りょうかいさん よこくらじ)

谷汲山より、更に西へ奥まった山間の小さな盆地に、両界山横蔵寺は存在します。はっきりとした寺史は分かっていないが、約1000年前に建立された古寺だそうだ。このお寺は、なんといっても日本国内でも珍しい、ミイラ(即身仏)が祀られていること有名で、しかも拝観できる貴重な場所です(拝観料:500円)。入口には、赤い橋、寺の境内にも重要文化財を多く所有する。

横蔵寺 仁王門

両界山横蔵寺 仁王門

赤い橋を渡り境内への入口、それが重要文化財でもある仁王門だ。細かな木細工での様々な装飾、木の色や質感が、この寺の懐の深さを感じさせる。この奥に香堂、本堂と続き、観音堂、重要文化財の仏像を収めた瑠璃堂、そしてミイラ(即身仏)を祀る舎利堂がある。

舎利堂(ミイラ堂)

両界山横蔵寺 舎利堂(ミイラ堂)

仁王門から入ると一番最後に拝観できるのが、別名ミイラ堂とも呼ばれる舎利堂だ。ここには、妙心法師(横蔵出身)の舎利仏(ミイラ)が祀られている。横蔵出身の妙心法師は、1817年、断食修行の後、今の山梨県都留市の御正体山で即身成仏し、遺族らの要望により、1890年、本人の出身地の横蔵寺に移された。